物件概要
所在：中野区南台４丁目
土地：41.6㎡
建物：42.48㎡　木造２階建
土地権利：所有権

最寄り駅は京王線『笹塚駅』駅。旧日光街道（国道4号）が南西側を通っている。昔は一里塚が甲州街道の両脇にあって、その塚が笹やぶで覆われていたことから幡ヶ谷村笹塚と命名されました。所在の地名表記から『笹塚』駅と表記されたらようです。乗降人口は平成7年から7万人を超えています。北側には東京メトロ丸の内線『方南町』駅があります。方南町は杉並区堀之内１丁目にあり、丸ノ内線の分岐駅の終点です。乗降人数は3万人程度ですが、環状7号線に面し、島忠ホームズやサミットストアーも近いので、週末は賑わっています。

本地は笹塚駅徒歩11分、方南町駅徒歩11分で、笹塚には京王クラウン商店街や銀行、郵便局があり、北側には島忠ホームズやサミットストアーがある利便性の良い住環境の整ったエリアです。

物件は公道に通路部分が２ｍ面していて奥に建物があります。道路と通路を調査したところ、元々一体の土地で、３分割にして不動産業者が分譲したようでした。通路部分を通路としてしか使われないように通路部分を分筆され本地と両脇の隣地に譲り分けていました。ただその通路部分を利用して建築確認申請は取得されていました。隣地は所有者が何度か変わり、通路部分を不要とした隣地所有者が、前所有者から引きつかないで売買した為、隣地所有者と通路部分の所有者が違っていました。もう一方の隣地所有者に購入前に通路部分の土地譲っていただけないかと声を掛けましたが、昔、何等かの問題もあったようで難しいとのことでした。中野区役所に確認したところ、いくつかの要件をクリアーすれば再度建築確認申請は下りて建替え出来そうな感じでしたが、このような全て自らの土地でない場合、都市銀行や信用金庫の１％を切るような住宅ローンが使えません。従って再建築不可物件のような扱いになっていまいます。

売却理由としては、所有者はもう高齢で2階までの上り下りもきつく、子供達もそれぞれの家庭を持って将来戻ってくる予定もないので、売却して施設に入りたいとのことでした。建物は昔から家族で住まわれていたので、老朽化していて、雨戸は腐食していて閉まらず、床は軋み、水回りもそのまま使うことは難しい状態でした。

必要なものは引き上げ、残置物も一緒に処分したいとのことで査定させていただきました。不動産業者数社に同じように査定依頼していたようですが、弊社で購入させていただきました。